湯西川温泉 平の高房

栃木県|2011/10/31 posted.

 秋になって涼しくなったので,平家落ち武者いろり料理を食べに行きました。いよいよダムができて,その上の山をくり抜いた長い長いトンネルを通ってゆく形となりました。想像以上に広い道でした。山道に入ってからの時間は半減し,東京からは約4時間半になり,宿の人達は歓迎なのでしょうが,地元の人々はトンネルだらけで山の紅葉も見られなくなってしまったと不評だそうです。以前に予想していた通り秘境感は無くなり,どこにでもある温泉郷と化しました。湯西川温泉郷の宿では,いろり料理(写真参照)はどこでも食べられるのですが,ここは唯一,熊鍋(写真参照)も食べられます。そこで14500円の,いろり焼き+熊鍋プランにしました。氷に刺さった竹酒も300mlが1本付いてきました。1人で来ている人もちゃんといます。1人でも広間の隅のいろりの1つが割り当てられ,1人で食べられます。いろりを前にすると御膳の料理が横にくるので,体をひねらねばならず少し食べにくいです。部屋は,もともとは6帖の予約だったのですが,空いているからと10帖の部屋に変えてくれました。朝飯はよくある旅館の朝飯で特筆することがありません。朝飯も楽しみにしてますと女給さんに言っていた方がいましたが,その方には残念でしたね。ここは柱の太さがどこも太く(写真参照),梁も太く,豪農の屋敷に来たみたいです。フロントロビーは格子天井(写真参照)です。元々は材木商だったため,材木が安く手に入ったからだそうです。細かい作りまで手が込んでます。祖先は平氏です。温泉は弱アルカリ温泉です。つるつるとした触り心地はありません。湯量は豊富で熱いです。私が入ったときは浮いていませんでしたが,湯の華も浮くと脱衣場に書いてありました。ホームぺージを見た段階では,建物がすべて離れているので,雨が降っていたら移動が嫌だなと思って,週間天気予報を見て予約を入れたのですが,現実には,望郷亭と閑静亭以外は1つの建物で,離れていたのは門の側の風呂だけでした。実際到着した時も一時的に雨で,門の側の風呂には行く気になりませんでした。誤解でお客様が離れないようにホームぺージを作り直した方が良いと思います。おいしい熊鍋をまた食べに行くと思います。熊鍋を食べるには近くなりました。

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